日本のリネンマーケットの歴史(Threadsの投稿まとめ) 6月 20, 2024大東武弘 現在では、一般の認知も拡がり、欠かせない天然繊維リネン。優しく柔らかで着心地の良い風合いに魅了されている方は少なくありません。しかし、リネンは、日本の在来植物ではないだけでなく、明治期後半に国策として導入されたのが始まりだという事は、広く知られていません。
リネンの高騰の原因考察(Threads投稿のまとめ) 6月 19, 2024大東武弘 「リネンが高騰している」というお話、お聞き及びの方も多いと思います。けれど、なぜなの?って理由は、ご存知でしょうか?専門領域から見えるリネン市場をご説明します。
”フレンチリネン”にまつわるお話(Threadsの投稿まとめ) 6月 19, 2024大東武弘 「これってフレンチリネンなんですか?」たびたび聞かれる質問があります。リネン+ヘンプのプロフェッショナルとして申し上げているのは、「フレンチリネン」という銘柄は存在しないということです。意外に思われるかもしれませんね。
栽培時に吸収する二酸化炭素量をIQCC値として各製品へ表示します。 6月 11, 2024大東武弘 Hempの栽培時Co2吸収量の大きさから、お洋服1着当たりに換算することを始めました。これをIQCC(The initial quantity of carbon capture)値として各製品紹介ページに表示をいたします。 気候危機への提言として、二酸化炭素の排出問題への意識をもって、現在の地点で出来るところから、まず取り組みをスタートいたします。
Why Hemp? なぜ今ヘンプ素材なのか?(展示会で伺った質問についてのまとめ) 4月 22, 2024大東武弘 今回の展示会は、リネン廃材を循環させるLiloopと、また一歩前進したヘンプ素材のお洋服をご紹介するのが大きなテーマ。特にその豊かな素材感と環境性能について、多くの方々が関心を寄せて頂きました。以下、ご来場いただきました時に、お話をさせていただいたことを、まとめておきます。 新時代ヘンプ素材(NEW AGE HEMP)として私たちが訴求するのは…、
循環型繊維素材:Liloop開発(みなさまと共に育てていきます) 3月 14, 2024大東武弘 weavearthの最後で最重要なピースLiloopは、捨てられていた産業廃材としてのリネンを再度糸へ紡績して循環のリングを整えることを目標にプロジェクトです。しかし、まだまだ解決すべき課題は多く残されています。
Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(技術編番外おがら/Hurdの行方) 2月 16, 2024大東武弘 ドロウイング(ヘンプから外側の繊維質を取り出す工程)では、中心部にある「おがら(日本名通称。英名:Hurd)」は、紡績(糸の加工)されずに分離され、別棟で貯蔵されています。
循環型繊維素材:LiLoop開発(再生糸を作る②) 1月 18, 2024大東武弘 今回今まで捨てられていた廃材として循環へ投入を始めたのは、流通段階で発生している様々な廃棄生地が元原料です。 技術者が工夫を重ねて生み出した「LiLoop」は、リネン混紡で最大の混用率である「リネン50%」まで引き上げて「オーガニックコットン50%」を加えたバランスで紡績することに成功しました。
循環型繊維素材:LiLoop開発(再生糸を作る①) 12月 28, 2023大東武弘 LinenをLoopさせる「Liloop」のプロジェクトの出発点は、糸づくりにあります。 その最も重要な工程を担って頂いているナイガイテキスタイルさん。岐阜県養老にある老舗紡績工場で実際のプロセスを拝見しました。とても貴重な経験を関心のあるみなさまと共有いたします。
Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(技術編:ディコーティケーション) 12月 21, 2023大東武弘 この工程が、どうやっても知りたいことでした。今回最も目視で確認したいひとつでした。ヘンプ素材植物から中心核に張り付いているこの長い繊維をそのまま・どのように取り出し、紡績工程に載せるのかが最大のカギになります。
芭蕉布プロジェクト(第二回:紅露工房に石垣昭子さんを訪ねて/その②) 12月 16, 2023大東武弘 “本当に作る必要がある人が、本当に必要な分だけを自然界から頂く” 芭蕉布だけでなく、リネン(亜麻)ヘンプ(大麻)アバカ(マニラ麻)など人類がポリエステル繊維を使う前に、暮らしを支えていたこれら繊維には、多くの忘れられた”豊かさ”が宿っていました。
Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(技術編:レッティング) 12月 09, 2023大東武弘 外皮と中心芯を分ける最初の工程はRetting(レッティング)と呼ばれます(これはFlax/Linenと同様です)。これは自然の力(多くは雨露)で繊維を分離しやすくするために約一カ月ほど収穫した畑で放置する工程です