Stories

テキスタイルヘンプの歴史(国連が発行したレポート:Commodities at a Glance: Special Issue on Industrial Hempより)

テキスタイルヘンプの歴史(国連が発行したレポート:Commodities at a Glance: Special Issue on Industrial Hempより)

大東武弘

国連のIndustrial Hemp/産業用ヘンプレポート(2023年)を抄訳しました。 国連(United Nation)が、産業用ヘンプを知るためにレポートをまとめています。その中で、繊維として活用されてきたヘンプ(大麻)の歴史に触れています。その内容を翻訳してまとめてみます。

続きを読む
日本のリネンマーケットの歴史(Threadsの投稿まとめ)

日本のリネンマーケットの歴史(Threadsの投稿まとめ)

大東武弘

 現在では、一般の認知も拡がり、欠かせない天然繊維リネン。優しく柔らかで着心地の良い風合いに魅了されている方は少なくありません。しかし、リネンは、日本の在来植物ではないだけでなく、明治期後半に国策として導入されたのが始まりだという事は、広く知られていません。

続きを読む
Why Hemp? なぜ今ヘンプ素材なのか?(展示会で伺った質問についてのまとめ)

Why Hemp? なぜ今ヘンプ素材なのか?(展示会で伺った質問についてのまとめ)

大東武弘

今回の展示会は、リネン廃材を循環させるLiloopと、また一歩前進したヘンプ素材のお洋服をご紹介するのが大きなテーマ。特にその豊かな素材感と環境性能について、多くの方々が関心を寄せて頂きました。以下、ご来場いただきました時に、お話をさせていただいたことを、まとめておきます。 新時代ヘンプ素材(NEW AGE HEMP)として私たちが訴求するのは…、

続きを読む
芭蕉布プロジェクト(第二回:紅露工房に石垣昭子さんを訪ねて/その②)

芭蕉布プロジェクト(第二回:紅露工房に石垣昭子さんを訪ねて/その②)

大東武弘

“本当に作る必要がある人が、本当に必要な分だけを自然界から頂く” 芭蕉布だけでなく、リネン(亜麻)ヘンプ(大麻)アバカ(マニラ麻)など人類がポリエステル繊維を使う前に、暮らしを支えていたこれら繊維には、多くの忘れられた”豊かさ”が宿っていました。

続きを読む
Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(前編)

Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(前編)

大東武弘

ハルビン郊外のヘンプ農場と最新設備のTextile-Hemp 紡績工場を訪ねました。 この地域には古くから、Flax(リネンの原草)やCannabis Sativa(ヘンプの原草)の産地でした。ですが2010年代から、将来の産業育成のためにヘンプ農業への大規模投資が始まり、5年前に本格的な最新紡績が最新で最高のヘンプ糸を紡績を開始します。

続きを読む
2023年今気になるFlax(リネンの原料植物)の収穫動向(9月時点)

2023年今気になるFlax(リネンの原料植物)の収穫動向(9月時点)

大東武弘

Flax栽培は、多くの農産物と同様、フランスと各国は気候変動の影響に対処しなければならない。 フランスでは、1961年から1990年の平均気温と比較して+2.7℃の差があった。多くの国で記録的な暑さになった。Alliance for European Flax-Linen & Hemp2023年7月4日に収穫状況レポートを発表、23年春から夏にかけての厳しい気候を考慮した。

続きを読む