芭蕉布研究プロジェクトが始まりました(第ゼロ回)
Yoshiko Kikawa
芭蕉布は生産者の高齢化が進み、後継者不足が進んでいます。このままではこの繊維の伝統文化が継承の危機に瀕してしまいます。
芭蕉にしても、ヘンプやリネンと同じように人類の「日々の暮らしの繊維」です。小さなコミュニティで育まれたであろうこの繊維を取り戻していくことは、地域の繋がりを再生することになるのでは、と考えています。
古来から続く紡織の技術は、現代の私たちに多くの示唆を与えてくれると感じています。環境と寄り添うファッションが大きな課題となっている現代。このプロジェクトが光を当てる気づきは、少なくないと思っています。
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