黒龍江省青岡カンナビス畑へ訪問しました 8月 19, 2024大東武弘 黒龍江省へ収穫直前のカンナビス畑を訪ねてきました。 青々としたカンナビス畑は、清々しい風が吹いていました。それは、竹林のようであったり、神社や仏閣の境内のようです。人類にとって、この繊維が高貴で神聖な植物として伝えられてきたのも、こういった肌感覚というか、五感に響く直感があったかもしれません。
テキスタイルヘンプの歴史(国連が発行したレポート:Commodities at a Glance: Special Issue on Industrial Hempより) 6月 21, 2024大東武弘 国連のIndustrial Hemp/産業用ヘンプレポート(2023年)を抄訳しました。 国連(United Nation)が、産業用ヘンプを知るためにレポートをまとめています。その中で、繊維として活用されてきたヘンプ(大麻)の歴史に触れています。その内容を翻訳してまとめてみます。
栽培時に吸収する二酸化炭素量をIQCC値として各製品へ表示します。 6月 11, 2024大東武弘 Hempの栽培時Co2吸収量の大きさから、お洋服1着当たりに換算することを始めました。これをIQCC(The initial quantity of carbon capture)値として各製品紹介ページに表示をいたします。 気候危機への提言として、二酸化炭素の排出問題への意識をもって、現在の地点で出来るところから、まず取り組みをスタートいたします。
Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(技術編番外おがら/Hurdの行方) 2月 16, 2024大東武弘 ドロウイング(ヘンプから外側の繊維質を取り出す工程)では、中心部にある「おがら(日本名通称。英名:Hurd)」は、紡績(糸の加工)されずに分離され、別棟で貯蔵されています。
Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(技術編:ディコーティケーション) 12月 21, 2023大東武弘 この工程が、どうやっても知りたいことでした。今回最も目視で確認したいひとつでした。ヘンプ素材植物から中心核に張り付いているこの長い繊維をそのまま・どのように取り出し、紡績工程に載せるのかが最大のカギになります。
芭蕉布プロジェクト(第二回:紅露工房に石垣昭子さんを訪ねて/その②) 12月 16, 2023大東武弘 “本当に作る必要がある人が、本当に必要な分だけを自然界から頂く” 芭蕉布だけでなく、リネン(亜麻)ヘンプ(大麻)アバカ(マニラ麻)など人類がポリエステル繊維を使う前に、暮らしを支えていたこれら繊維には、多くの忘れられた”豊かさ”が宿っていました。
Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(技術編:レッティング) 12月 09, 2023大東武弘 外皮と中心芯を分ける最初の工程はRetting(レッティング)と呼ばれます(これはFlax/Linenと同様です)。これは自然の力(多くは雨露)で繊維を分離しやすくするために約一カ月ほど収穫した畑で放置する工程です
Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(前編) 12月 09, 2023大東武弘 ハルビン郊外のヘンプ農場と最新設備のTextile-Hemp 紡績工場を訪ねました。 この地域には古くから、Flax(リネンの原草)やCannabis Sativa(ヘンプの原草)の産地でした。ですが2010年代から、将来の産業育成のためにヘンプ農業への大規模投資が始まり、5年前に本格的な最新紡績が最新で最高のヘンプ糸を紡績を開始します。
Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(後編) 12月 07, 2023大東武弘 農業試験場では、今でも品種改良に取り組み、今やもう第三世代まで到達。THC成分(マリファナの原料となる成分)は、0.3%未満に完全に封じ込めており、計測限界(もう測っても出てこないレベル)まで来ています。これは、世界的に見ても、最先端のカンナビスサティバの種苗開発と言えるでしょう。
芭蕉布プロジェクト(第一回:紅露工房に石垣昭子さんを訪ねて/その①) 11月 07, 2023大東武弘 10月の終わりごろ、夏から秋に映ろう西表島・紅露工房に、私たちと沖縄科学技術大学(OIST)の研究員でプロジェクトリーダーの新里さんと、石垣昭子さんを訪ねてきました。
素材特性を生み出す特殊な繊維質 2月 24, 2023大東武弘 ヘンプ糸のミクロ単位での構造は、リネンと同様に「多孔質」になっています。この構造が、保水性や保温性、UVカット性能の基礎になっていると考えられています。
23年今春リリースされる新時代テキスタイル(ヘンプデニム)開発ストーリー① 1月 16, 2023大東武弘 2023年春にお目見えする「ヘンプ100%デニム」素材は、weavearthの始まりの物語を宿しています。