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黒龍江省青岡カンナビス畑へ訪問しました

黒龍江省青岡カンナビス畑へ訪問しました

大東武弘

黒龍江省へ収穫直前のカンナビス畑を訪ねてきました。 青々としたカンナビス畑は、清々しい風が吹いていました。それは、竹林のようであったり、神社や仏閣の境内のようです。人類にとって、この繊維が高貴で神聖な植物として伝えられてきたのも、こういった肌感覚というか、五感に響く直感があったかもしれません。  

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テキスタイルヘンプの歴史(国連が発行したレポート:Commodities at a Glance: Special Issue on Industrial Hempより)

テキスタイルヘンプの歴史(国連が発行したレポート:Commodities at a Glance: Special Issue on Industrial Hempより)

大東武弘

国連のIndustrial Hemp/産業用ヘンプレポート(2023年)を抄訳しました。 国連(United Nation)が、産業用ヘンプを知るためにレポートをまとめています。その中で、繊維として活用されてきたヘンプ(大麻)の歴史に触れています。その内容を翻訳してまとめてみます。

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栽培時に吸収する二酸化炭素量をIQCC値として各製品へ表示します。

栽培時に吸収する二酸化炭素量をIQCC値として各製品へ表示します。

大東武弘

Hempの栽培時Co2吸収量の大きさから、お洋服1着当たりに換算することを始めました。これをIQCC(The initial quantity of carbon capture)値として各製品紹介ページに表示をいたします。 気候危機への提言として、二酸化炭素の排出問題への意識をもって、現在の地点で出来るところから、まず取り組みをスタートいたします。

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芭蕉布プロジェクト(第二回:紅露工房に石垣昭子さんを訪ねて/その②)

芭蕉布プロジェクト(第二回:紅露工房に石垣昭子さんを訪ねて/その②)

大東武弘

“本当に作る必要がある人が、本当に必要な分だけを自然界から頂く” 芭蕉布だけでなく、リネン(亜麻)ヘンプ(大麻)アバカ(マニラ麻)など人類がポリエステル繊維を使う前に、暮らしを支えていたこれら繊維には、多くの忘れられた”豊かさ”が宿っていました。

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Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(前編)

Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(前編)

大東武弘

ハルビン郊外のヘンプ農場と最新設備のTextile-Hemp 紡績工場を訪ねました。 この地域には古くから、Flax(リネンの原草)やCannabis Sativa(ヘンプの原草)の産地でした。ですが2010年代から、将来の産業育成のためにヘンプ農業への大規模投資が始まり、5年前に本格的な最新紡績が最新で最高のヘンプ糸を紡績を開始します。

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Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(後編)

Textile-hempの最重要産地(黒竜江省青冈)を訪ねました(後編)

大東武弘

農業試験場では、今でも品種改良に取り組み、今やもう第三世代まで到達。THC成分(マリファナの原料となる成分)は、0.3%未満に完全に封じ込めており、計測限界(もう測っても出てこないレベル)まで来ています。これは、世界的に見ても、最先端のカンナビスサティバの種苗開発と言えるでしょう。

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