循環型繊維素材:LiLoop開発をスタートしました

循環型繊維素材:LiLoop開発をスタートしました

ファッション産業が見過ごしてきたこと

ファッション産業の大量生産・廃棄の問題は、使い捨てられる衣料品だけの問題ではありません。

原料から衣料品になる生産プロセスも同様に廃棄のシステムに組み込まれています。衣料品の廃棄については、リサイクル・リユースなどの意識は高まってきていますが、生産プロセスで発生する廃棄繊維のその多くの場合、現在でも光が届いているとは言えません。

例えば、生地流通業が「スワッチ」「フィーラー」と言われる生地見本には、多くの色が一つの素材に複数展開されています。ほとんどアパレルは、その中から好みの色を選んで商品化するのが一般化しています。

その結果、選ばれなかった色目の生地は衣料品生産には至りません。いわゆるそう言った”売れ残り”は、その後どうなるのでしょうか…?

もう一度当たり前を問い直す


また、そのような多くの中間流通を経て販売されるそれらの生地の品質基準は一定に決められています。様々な段階で欠点が多い生地は流通には乗らずに、多くは廃棄処分されます。

こういった繊維製品の生産プロセスによる「廃棄」は、既製衣料品販売の廃棄と並ぶくらい(もしくはそれ以上の)膨大な分量が存在します。

もちろん、私たちweavearthの生産プロセスも多くの課題を残しています。

Linen廃材をLiloop循環 Re-loop(再循環)へ

しかし、これら廃棄プロセスにある繊維製品/半製品を再度正規の生産プロセスに循環させ、製品化するプログラム「LiLoop(リループ)プロジェクト」をスタートすることにしました。

(写真は初めて織りあがってきた織り下ろしたばかりの生機の確認中)

廃棄が運命だったLinen原料をLoop(循環させる)=Re-Loopへ。

大きなチャレンジ「LiLoop」の開発にご注目ください。

(その詳しいストーリーはGOPメルマガ配信でお伝えします)。

 

 

 

 

ブログに戻る